橘たかし no 皆の仲間: 2009年12月6日日曜日

2009-12-06

結婚しない人々

内閣府が5日「男女共同参画社会に関する世論調査」の内容を明らかにした。

調査は10月に行われ20歳以上の男女5000人を対象に実施。3240人(64.8%)より回答を得た。

(1)「結婚は個人の自由だから、結婚してもしなくてもどちらでもいい」 70% (07年比 4.9ポイント ↑)

70歳以上  47%
60歳代  60.8%
50歳代  72.3%
40歳代以下 8割超え
20歳代  87.8%

(2)「結婚しても、必ずしも子どもをもつ必要はない」 賛成 42.8% (07年比 6ポイント ↑)

70歳以上 賛成 22.8%
20歳代  賛成 63%

(3)「夫は外で働き妻は家庭を守るべきだ」

男性 反対 51.1%
女性 反対 58.6%
全体 反対 55.1%


解説

日本において晩婚化が進んで久しいが着実に日本の国民の意識の中にも日本人の晩婚および未婚を肯定する意識が脹らんできている事になる。

何故か。

よく言われるのが「貧乏人の子沢山」だ。

つまり所得が低い家庭ほど多くの子をもうけるという意なのだが、これは日本国内のことをのみを指している訳ではなく世界の所得水準と出生率の相関関係を言っている訳だ。

つまりGDP(国民総生産)が低い国ほど子供をたくさん生んでいることが世界銀行の統計からも明らかになっている。

理由として考えられるのは

(1)貧困国では死亡率も高く出生率が高くないと人口が維持されない

(2)貧困国では家族計画(避妊)が普及していない

(3)経済発展度の高い国では教育度の高い人材が不可欠であり子どもの数が多いと適切な教育が与えられない(逆に所得の低い農業国では子どもが働き手として重要)さらに

(4)先進国では社会保障が発達しているため子どもがいないか子どもの数が少ないにもかかわらず老後の保障が確保されている

事が挙げられる。

つまり一般的に社会が成熟してくると社会というのは今度は衰退へと向かうベクトルがあると言われる。

滅んで行くのである。

その際、子孫を残しては逆に子孫に申し訳ないので子孫を残さないという発想が働くのは自然かもしれない。

特に高齢者が若い男女の婚姻に否定的になったのは今の世の中の出来事をTVとかで見ていて正直チンプンカンプンだと思う。

だけど彼ら彼女らとて今の今まで自らの力で生きてきた自負があるから表立っては弱音は吐かないが、すべてをすべて正確に把握などとても無理と思っているか、既にそういった情報を一切遮断した浦島太郎生活を送っているかだと思う。

だから振り込め詐欺などいくら注意喚起しても、まだそんなことが世間でおきていることなど知らない人が多いのだと思う。

だとしたら自分の親からも「早く結婚しろ」と言われないし自らもしたくないと思えば誰も結婚なんてしなでしょという話になってしまう。

ただし自由恋愛はエンジョイするけどねといったご都合主義が今、日本にまかりとおっている事になる。

誰も今の若者のすることを否定しなくなった疲弊した社会が今の日本なのである。

ただし企業活動つまり、そういった好き勝手をやってる奴等には何も分ってないから企業は金を出さない。

つまり採用は永遠にないと思って差しつかえない。

つまり自分のわがままばっかり会社のなかでも言ってて「ハイハイ」なんて誰も受け答えなどするはずがない。

だって何にも金になる話なんかしなくて金が掛かる話しかしないからだ。

そんな人々は排除するのみである企業活動に於いては・・・

さて、だとするとこのまま高齢化少子化が進んでいく日本の100年後はどうなるか。

おそらく豊かな緑と水の自然溢れる誰もいない孤島になってしまうのでしょう。

今は遺跡になったマヤ文明の様に・・・と僕は思うけど皆さんはどうお考えだろうか。

その証拠に日本の50年くらい前の高度成長と同じことがお隣、中国で起こっている。

意味お解りか・・・