出典:マイナビニュース |
出典:ウィキペディア |
注:これはUSB接続タイプ |
出典:窓の杜 |
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注:これはUSB接続タイプ |
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始めに
新たに27インチ4Kモニターを買った都合、僕の部屋にあったTVが引退した。
置くスペースがなくなったのだ。
今は僕のベットの横で全く配線がはずされた状態で静かに余生を送っている。
もう、このまま一生TVは見ないのかとふと思った。このTVで見ないにしても何か新しい手立てを考えないと、と思い始めた。
今巷で流行っているnasneも考えたが3万円以上して高価だから決断できない。
全く場所をとらずに新たにTVを見る方法はないものかと思案した。
結局PCIe接続のTVチューナーをPCに組み込む事で落ち着きそうだ。
だが、このTVチューナーも2万円近くして本当に注文して良いか決断できない。
(追記 2021.6.20)
これはもうポチるしかないでしょう。
製品名 | Xit Board(サイト ボード) |
型番 | XIT-BRD110W / XIT-BRD110W-EC |
一般名称 | PCIe接続 TVチューナーボード |
JANコード | 4935508022352 / 4935508022413 |
外形寸法 | 約110.0mm (W) × 68.5mm (D) |
(ブラケット・突起部除く) | |
質量 | 約55g |
消費電力 | 約4.7W |
※BS / CSアンテナ電源出力時は約10W | |
※電源の入切はアプリで設定します。 | |
使用温度範囲 | 温度:5℃~55℃ |
湿度:10%~80%RH(結露なきこと) | |
チューナー数 | 2 |
インターフェース | PCI Express×1(ver 1.1) |
アンテナ入力×1(F型コネクタ) | |
※地上デジタル・BS / 110度CSデジタル混合タイプ | |
受信放送 | 地上デジタルテレビ放送(ISDB-T) |
※周波数変換パススルー方式対応 | |
BS / 110度CSデジタルテレビ放送(ISDB-S) | |
取得規格 | VCCI Class B |
内容品 | 本体 |
ロープロファイル用ブラケット | |
miniB-CASカード(使用許諾契約書添付) | |
セットアップガイド(兼保証書) | |
※アンテナ線は付属していないため、市販のF型コネクタのケーブルを準備してください |
思いは巡って「そもそもTVなど本当に見る必要があるのか。」と原点回帰した。
そんな時、改めて産まれてこの方半世紀たつがTVについて振り返ってみるのも悪くないなと思った。
子どもの頃
僕の生まれ育った町は盆地で近くの山の頂上にはTV塔があった。
僕の家の庭からも頂上の2棟のTV塔がよく見えた。
1棟は公共放送用もう1棟が民放のものだ。
だから家々の屋根のTVアンテナは皆山の頂上に向けて奇麗に立っていた。
この山へは幾度となく登った。
家族で山菜狩りや学校から遠足でも登った。
山の麓までは自転車で行き近くの林に自転車を隠した後頂上までは徒歩で2時間ほどで着いた。
頂上からは町が一望でき隣町まで晴れた日はよく見えた。
Googleマップなんてなかったから、これが地理の生きた教材だった。
小学校へあがるまではVHFしか受信できなかった。
NHKが2チャンネル、民放が日本テレビ系列とTBS系列の計4チャンネルが映った。
小学生になった頃UHFも受信できるようになった。
でも当時のTVは内臓された受信機ではVHFまでしか映らなかったので別にコンバータが必要だった。
UHF用アンテナとコンバータを別に付けるとフジテレビ系列が映るようになった。
僕が物心ついたころあったTVは4本脚の14型白黒(日立製)だった。
カラーTVになったのは小学生3-4年の時だった。
近所では遅い方だった。
だから近所の友達の家へ遊びに行って日が暮れても、その家のカラーTVで「巨人の星」を観てやろうとして何遍も親に怒られた。
僕の両親はとても実直で厳格だった。
酒も煙草もたしなわなかった。
朝は7時には家族で食卓を囲んでいた。
父はご飯に味噌汁、他はパンとコーヒーだった。
夜は6時には父は帰宅し夕飯だった。
食事中のTVは厳禁だった。
だから観るTVもNHKばっかりで民放の番組はほとんど観なかった。(親は連想ゲームが好きだった)
僕は小学生から高校生までTVを、ほとんど観せてもらえなかった。
でも小学校低学年までは毎週土曜日は夜9時の「キーハンター」までは観せてくれた。
(追記 2021.8.19)
「キーハンター」で人気を博した俳優・千葉真一さんが死去されました。
82歳でした。
千葉さんは新型コロナの感染による肺炎のため闘病されていました。
また一人私の恩師が亡くなりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
合掌。
だから僕は「ウィークエンダー」や「11PM」を観たことがない。
翌朝の登校時よその生徒が昨晩の番組について話してる会話についていけなかった。
TVを観せてもらえなかった家は僕だけでない。
同級生の女も観せてもらえてなかったらしい。
大学受験も終わった頃電車の中で僕にぼそっと言った。
「大学生になったら浴びるようにTV観たい。」
大学生の頃
大学受験で1人僕は上京した。
新橋駅近くのビジネスホテルに1週間ほど滞在した。
部屋のTVを独り占めできる環境で僕がTVを観ない訳がない。
特に有料放送は食い入るように毎晩観た。
あれで良く大学に合格したなと今になって思う。(当然合格したのは滑り止め1校のみ)
東京での1人暮らしが始まって親に買い与えられたTVは14型カラー(サンヨー製)で色はシルバーだった。
最初は埼玉に住んでたが半年もしない内に友達がいる都内へ引っ越した。
しばらくは室内アンテナで我慢していたが映りが悪くて自腹でアンテナを立てた。
アパートなので自分の部屋の外へアンテナなんて立てれないから隣の大家さん家の2階の物干し場の隅に業者を呼んで立てた。
1万円以上はかかった。
だから隣の大家さん家から僕の部屋まで長いケーブルがむき出しでのびていた。
そのアンテナは幾度の台風でだんだん傾いていった。
僕は大学生の分際でビデオデッキを持っていた。
ビデオデッキは4ヘッドがもう主流だったが高価で手が出ないので2ヘッドで我慢した。
池袋ビックカメラの店頭にダンボールごと積まれたシャープ製VHSビデオデッキ(99,800円)を見つけた時躊躇なく買った。
その時のTVにはコンポーネント端子なんてまだなかった。
アンテナ端子から割り当てられてないチャネルに信号を流す手法で見れた。
僕がビデオデッキを買ったと友達づてで話が広まった。
多いときは4畳半のアパートに5人くらい友達がおしかけてビデオ鑑賞がはじまった。
僕は眠くて4畳半の隅で丸くなってるのをよそに友達は朝まで鑑賞にふけっていた。
社会人の頃
社会人になっても4畳半のアパート暮らしは10年以上続いた。
住まいより物にお金をかけたかった。
当時カセットデッキはWカセットが当たり前だった時代どうしてビデオデッキはWデッキがないんだろうと思っていた。今我が家のリビングに鎮座するTVは日立Wooo32型液晶TV(2007年製)だ。
当時、液晶パネルの薄さが業界最小と謳われ僕はTVショッピングでいたく気に入って注文した。
月々6,800円の36回払いで金利手数料は無料だった。
このTVはiVDR対応だった。
しかしチューナーを1つしか搭載しておらず録画が始まるとTV画面は録画番組に勝手に切り替わった。
そしてセカンドTV(DXアンテナ製)を2010年に近所のショッピングセンターで2万円台で買った。
このTVにも大変世話になった。
一時期はこのTVをPCモニターとしても使っていた。
そして、このTVがこの度めでたく現役を退いた。
最新情報
今年僕は大きな体験をした。
それはAndroid TVを試したことだ。
1月、Fire TV Stickを買った。
リビングの32型液晶TVに繋げた。
それまでは画像データをSDカードを介して映していた。
表示速度も遅く何とかならないかと思っていた。
これを繋げてからAmzon Photosを介して映している。
4月、32型液晶TV(TCL製androidシステム搭載)を買った。
詳細は追って報告する。
6月、Fire TV Stick 4Kを買った。
僕の部屋の4Kモニターに繋げた。
4K画面も普通に映っている。
難点はTVと謳ってあるだけにモニター接続だと音量調整が専用リモコンからはできない。
普通のTVだと赤外線信号を同期させ音量調整が出来る。
あとがき
今TVの視聴時間はゼロだ。(TVerすら見てない。)
(追記 2021.7.15)
僕は今深く反省している。
何で、こんな軽薄なことが言えたんだと反省している。
TVerでドキュメンタリー解放区を見たからだ。
TVには映画にもラジオにも、ましてネットにも出来ない事がある。
何か、そのことが頭からすっぽり抜け落ちていた。
軽薄短小な浮かれた自分を恥じた。
そして、もっと真面目に生きようと思った。
本編で詳しく書いてるはずだが大学生の頃は24時間TVをつけっぱなしなんてざらだった。
一人暮らしの寂しさを紛らわすためTVをつける行為は絶対だった。
今風に言えばYouTubeにかじりついてるのと変わりないのか。
学者っぽく言えばラジオから映画、テレビそして今はネットって流れで片付けられちゃう。
栄枯盛衰ってやつだ。
(追記 2021.7.16)
TVを語る際2つの側面がある事を忘れてはならない。
1つはメディアとしての側面もう1つがコンテンツとしての側面だ。
つまりTVのコンテンツをネットで流すのも有りだしネットのコンテンツをTVで流すのも有りだ。
したがって、ここで僕が述べているのはメディアとしてTVよりネットが優位と述べた。
だが果たして将来メディアとしてTVがなくなりネットのみになるかは、もっと考察が必要だ。
たとえば平常時だけでなく災害時のメディアの在り方とか若者でなく高齢者とメディアの関わりあい方だ。
それは何事においてもつきものだと言ってしまえばお終いだが、これだけは言わせてくれ。
TVだって、このままでは終わらないと思う。
その予感をさせるのがローカル局の存在だ。
TVerでもローカル局が制作した番組を紹介しているがYouTubeではもっと膨大なコンテンツを見ることができる。
たとえば茨城テレビの番組だ。
県内のあるお店を訪問して、そこで出される食べ物を完食するいたってシンプルなものだ。
ただ演者さんが奇麗なので画がもつ。
企画自体はマンネリしてるが演者の魅力で息の長い番組なってる。
こうした試みはキー局のみでは中々できない。
明治維新が薩摩、長州、土佐から起こったように何か大きな変革は地方からおこるものだ。
また追記する。
はじめに
最近、僕の中でGoogle離れがおきている。
Googleドライブ、Google ChromeとYouTubeを使わなくなった。
その理由を一つ一つ語っていく。
Googleドライブ
別の投稿も読んで欲しいが今クラウドストレージはOneDriveが一番のお薦めだ。
OneDriveの存在は、ずっと前から知ってたけど使うようになったきっかけは会社の指示だ。
僕は仕事柄いろんな事務所を回って仕事をする。
仕事にPCは欠かせないけど、いちいちPCは持ち歩いたりしない。
万が一電車やタクシーの中にPCを忘れたりしたら一大事だからだ。
そこで以前はどうしてたかというとOutlookを活用していた。
僕は組織用のMicrosoftアカウントを持っているので行く事務所のPCを借りて自分のアカウントでログインしてる。
すると何処へ行ってもOutlookで自分宛のメールをチェックできる。
Outlookの別の使い方が自分で残したいと思ったドキュメントはメールに添付して自分のプライベートアドレス宛にメールをした。
そうすると別の事務所でOutlookを開いたときに送信済メールに添付ファイルも残っている。
本文へ備忘録的なメッセージを入れているので何のデータかも直ぐに分かっる。
(追記 2021.6.30)
Outlookでメールを下書きのままにしても添付ファイルが残る事に最近気づいた。
でも余り奇麗な状態でないので、この手は使わない方が良い。
しかし、この手が使えなくなった。
会社が突然ブライベートアドレス宛のメールを一切禁止したからだ。
同じドメインのメールアドレスでないと受け付けなくしたんだろうけど取引先とメールすることだってある人は、どうしてるのか今度聞いてみるつもりだ。
そこで会社に文句言ったらOneDriveを使えとの指示だ。
以前は不要なアプリは管理が大変になるから一切入れるなとOneDriveアプリもインストールしてないPCがほとんどだ。
Microsoft Storeからのアプリのダウンロードなんて当然禁止だからダウンロード専用のパスを会社が教えてくれた。
そして使い始めたわけだけどメッチャ使い勝手が良い。
昔遊びでOneDriveを使った時は全然好印象はないが使い始めのアプリってそんなところがある。
特にそのアプリでなくても代用がきくものはなおさらだ。
今まで使ったアプリと比較して操作方法を知らない分評価も下がりがちだ。
だからOneDriveも必要に迫られて使ってみて初めて良さに気づいた。
Google Chrome
Google Chromeのメモリ効率が悪い事は誰もが指摘してる。
僕も4K動画を再生する時Microsoft Edgeの方が滑らかな動きをすることは経験している。
YouTubeのくだりでも言うが専用アプリができた以上ChromeにするかEdgeにするか二者択一の議論は意味をなさなくなった。
ここでは、もう1つ気になった機能をEdgeで見つけたので紹介する。
翻訳機能だ。
右クリックの選択で[日本語に翻訳]を選ぶと他の言語にWebページをそっくり翻訳してくれる。英語に翻訳したら、こんな感じになる。YouTube
まず伝えたいのがPCでもYouTubeアプリが使えることだ。
(追記 2021.6.30)
最近TikTokもPCアプリを公開した。
早速インストールしてみたが、こちらもいい感じだ。
(追記 2021.10.9)
最近はアカウントも登録して↓↓↓こんなことも始めた( ´∀` )
@tachibanatakashi moe moe kyuuun 🤗
♬ Fukashigi No Carte - The Anime Men
TikTokに関しては「ホモ・デジタリスの時代」ダニエル・コーエン著を読み終えてから述べようと思ってる。
要は現代貨幣理論(MMT)をしたって今後は高度成長などありえない話でTikTokなどは既に低成長社会を予言するコミュニティーを形成してしまっている。
こんな事は経済評論家と称するアホな大人達はIT(これも死語か?)に全く疎いので全く伺い知れない世界だろう( ´∀` )
後YouTubeはデンポが悪い。
画面遷移がお粗末過ぎてイライラする。
尺も10分以上が基準なので間が持たない。(CMを流す都合上そうするらしい)
初期のYouTubeは尺の制限が今のTikTok位で面白かった。
それが段々尺を伸ばしたお蔭で、しかもCMも入るし観てて疲れる。
末期のYouTubeを観てて何でだろうと、ずっと思っててTikTokを観るようになって理由が分かった。
ついでに収益の話もしとくとCM収入は世間が思ってる程儲からない。
それなりの金額は入ってくるかもしれないが、それに費やすお金も相当になる。
つまりコスパが悪いのだ。(某有名YouTuberが言ってたから本当だ。)
そこをTikTokはバッサリ切って運用している。
だからテンポもでるし観てて楽しい。
だったら収益は、どこで出すんだと思うだろうけどTikTokerも馬鹿じゃないから、その辺も各々がちゃんと考えてる。
自分のブログやインスタへ誘導することで有益化を狙っている。
要はTikTokが広告塔の役目をしている訳だ( ´艸`)
Microsoft Storeからは入手できないのでインストール方法を軽くお伝えする。
ますMicrosoft EdgeからYouTubeにアクセスする。
EdgeのURL欄の右端をクリックするとプログラムから開くとWindowsが表示される。今回は経営統合の話をします。
私が勤めた会社も時代の潮流に飲まれ経営統合しました。
2013年に3社が経営統合しました。
実は、この経営統合以前の1992年にも1社を吸収合併した事がありました。
この時は経営難に陥った同業他社を救済する目的で合併しました。
営繕すら満足に成しえなかった
働く場所はそのままで組織図だけ変わる手軽な経営統合もありますが私が勤めた会社の場合働く場所ごと移りました。
イメージとしては全く新たな建物に各会社が集まるといったものでなく元々その業界の協会的組織が使っていた建物のスペースを空けていき各会社の部署単位に移っていきました。
ですから最初に移っていった営業部から最後に移った私が所属する電算部まで約2年近く掛かっています。
電算部ですから各部署にタイムリーな情報を提供していました。
当時はまだ媒体は紙が中心でしたが部署間が遠方になったのを契機に直にデータを渡す方法に移っていきました。
その時活躍したのがHULFTです。
データ転送によりホストコンピュータから各部署のファイルサーバや担当者のパソコンへ今まで紙で渡していた情報をCSV形式で送るようになりました。書類の電子化には電子化する機能を備えたコピー機を使うのが一般的です。
今でこそ標準装備としてコピー機に備わっていますが当時はまだ珍しく新たな機器を購入する必要がありました。
そこで、その機能を備えたコピー機を販売していた3社(NEC、富士ゼロックス、他)に合同コンペを依頼しました。
3社3様で優劣が決めがたく選定は難航しました。
結局、値引き額で富士ゼロックスが優位と判断しました。
そして、その事を協会関係者へ伝えると
「もともと、うちは富士ゼロックスを使っているので他のメーカーを使うつもりはさらさらない。」
と告げられました。
(追記)
これも協会関係者からしてみればアドバイス程度でこの機に及んで機種選定など何を勝手なことをしてるんだと逆に憤慨してるのです。
つまりあなたの会社が勝手にしてる事という立場です。
これには私達もかなり憤慨しました。
「だったら最初からそう言ってくれればいいのに。」
機種選定が終わりいよいよ書類の電子化に着手しました。
電子化には臨時アルバイトを雇い終日膨大な書類をひたすらスキャンする作業をお願いしました。
しかし電子化された書類では実務は無理と現場からクレームがあがりました。
当時の液晶モニタはサイズが15インチくらいが中心です。
そうするとA3サイズの書類など画面に一度に表示するには縮小するしかありません。
しかし詳細な部分は拡大といった縮小、拡大の繰り返す操作が煩わしく非効率でした。
そこでどうしても電子化しない方が良いと判断した書類は最小限残して移行先に持ち込むことになりました。
引越し当日新たな職場に赴いた我々は広々と置かれた棚を目の当たりにした時呆然としました。
(追記)
協会関係者の本音は先に書きました。
しかし会員には逆らえません。
そこで会員である我が社と打ち合わせした際どうもこの会社は膨大な書類を持ち込むらしいと忖度し急きょ膨大な棚をしつらえたのです。
こうすれば会員様に喜んで頂けるだろうと勝手に推察します。
「電子化なんかしなくても十分収納するスペースあるじゃん。」
何もかもがちぐはぐで思惑通り全く物事が運びませんでした。
最後に専門家の見識を紹介
経営統合に関しては京都大学助教授の川端祐一郎さんの研究が非常に参考になります。
川端さんは日本郵便公社に入社され郵政民営化という歴史に残る大変革を直に体験された方です。
郵政民営化により組織内でどういった事がおき一般社会がもつイメージとは全く違う効用をもたらしたか大変興味深い発言をされています。
川端さんの発言の主旨は以下のものです。
「組織統合や改編は効率化による経済的効果が主な目的だが現実は全く逆だ。経験値を喪失してしまい、その経験値を元に戻すマンパワーは計り知れない。」
私の考えも補足すると次のような事だと思います。
組織内にいる人間にはドキュメントやマニュアルといった第三者がみて可視化できるもの以外に個々の経験による可視化できないものが多分に働いています。
それらが組織統合や改編により一旦失われると可視化されていない以上修復は困難を極めるのだと思います。
もっと具体例を示します。
最近会社であった出来事です。
私は、あるアルバイトの大学生に封綴じをお願いしました。
しばらくして大学生は1通の封筒を持って私のところへ来ました。
「すいません、1通封綴じを失敗しちゃってノリがはみだしてるんですがどうしましょう。」
私は、こう答えました。
「はみだした糊を誤魔化すのなら消しゴムを使えば良いけど時間がかかるから今回はしょうがないので総務課の村本さんにお願いして新しく宛名を印刷した封筒をもらってきて。」
またしばらくして大学生は私のところに来ました。
「新しい封筒をもらってきましたが、これどうするんですか。」
私はハッとして新しい封筒へ入れ直せば良いと伝えたあと、その場を離れ喫煙ルームに向かいました。
煙草をくぐらせながら、こう思いました。
こういった細かな事は経験則がないと対応できないと分りました。
(追記 2021.7.12)
この内容からは的確な例えになってないようですが違います。
日常PCやスマホがコミュニテーション方法の人にとって封筒は未知のツールです。
逆に高齢者が初めてPCに触るのと同じ感覚だと思います。
ある高齢者がたまたま参加したPC教室で講師に「はい、それではマウスでカーソルを上に移動しましょう。」と指示されました。
するとその高齢者はマウスを高々と頭の上に掲げたそうです。
記録するまでもない些細な行いは日常枚挙にいとまがありません。
組織内の行動とは、こうした些細な行いが大半で記録に留めたものなど極一部にすぎません。
結局、経営陣が思い描く経営統合とは複数の組織にあった部署(総務部とか営業部など)を一つにまとめると各組織で行っていた仕事で重複していたものがなくなり効率化するといったイメージだと思います。
はたしてそうなのでしょうか。
実は今のPCを使った仕事のスタイルはかなり効率化が進んでいます。
PCを中心にちょっとした作業手順の変更だけでかなり効率化したりします。
しかし経営陣には組織統合や改編といった大鉈を振るい大変革しないと気が済まない気風があります。
そんな事でもしないと自分は何のためいるのか不安に駆られる心境です。
だから妙な幻想に捕らわれいつまでたってもこうした事態を繰り返すのです。(つづく)
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